8/1~8/3、東京都で行われた、第46回全国高等学校総合文化祭 書道部門に本校3年の大原彩愛さんが参加しました。全国から約300点の書道作品が東京都美術館に展示され、多彩な表現の数々に直に触れながら、全国の生徒と交流を図る貴重な機会となりました。
大原さんの作品は平安時代の仮名の名品「一条摂政集」(伝西行筆)を臨書(本物を模して書くこと)したもので、今年の冬から制作にかかり、約4ヶ月を経て完成しました。紙や筆などの用具用材にこだわったのはもちろんのこと、作品の叙情的な流れを感じさせるための墨色や線質、余白の美に特に留意しながら、一行一行丁寧に運筆を重ね、形にしました。
大原さん自身は「部活動の集大成として一生懸命に作品制作しました。これまで、いくつかの古筆を学んできましたが、その中でも最も長く取り組んだ一条摂政集を題材に全国大会に参加することができ、大変貴重な経験をさせていただきました。」と感想を言っています。入賞は果たせませんでしたが、これまでの部活動で学んできた全てが表出した作品です。写真では、その様子を伝えられないのが残念ですが。
今後は受験生として次の目標に向かって邁進し、これまでの様々な経験を生かして自らの進路を切り拓いてほしいと願っています。